オートマチック・ドエル・コントロール

点火タイミング (123イグニッション)
点火タイミング (123イグニッション)
点火タイミング (ポイント式)
点火タイミング (ポイント式)

オールドメルセデスのヴェルケさんが3年ほど前にオシロスコープで123イグニッションをチェックしています。 とっても分かりやすいので、転載させていただきました。 ダンケシェーン!

 

 

「左(下)が元のデスビ、右(上)が123イグニションです。
この波形は二次波形(プラグにかかる電圧)ですが、プラグに流れている電圧の変化を各プラグごとに縦に並べたものです。
左から右へと電圧の変化を表していて、左端がスパーク(火花)の電圧、途中ちょっと低くなっているところが接点が閉じたところ、一番右が次のスパークが始まるところになっています。

左(下)の写真で右端がバラバラになっているのが、点火タイミングが各気筒でずれていることを表しているんです。
右(上)の123イグニションではほぼ一致しているのがわかりますね

もう一つ左右(上下)で大きく違うのが接点の閉じるタイミングです。
左(下)写真のポイント式では回転数によって変化させることはできないので、高回転時に接点が閉じている時間を長くしてやらなければなならないために、アイドリングでも早い時点で接点を閉じるように調整します。
これではイグニションコイルに不必要な電流が流れて過熱の原因になり、コイルの能力が低下します。
123イグニションでは回転数に応じて接点の閉じるタイミングを調整することでコイルの能力を最大限に保ちます。」

 

 

もともと123イグニッションはコイルに無理な負担をかけないシステムをつくろうというデジェール博士のコンセプトで始まっていますから、ここは重要なんです。 目に見えないし地味な機能ですが非常に優れていいるポイントです。 ドエルをコントロールしているシステム(いわゆるフルトラ)は他にもあるんですが、123イグニッションはとにかく賢いのでノーマルなコイルにも優しくポテンシャルを引き出すのです。 コイルやスパークプラグへの負担を軽減するとより高いレベルのメンテナンスフリーにもつながるだけではなく環境負荷の低減にもなります。

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コメント: 1
  • #1

    Rayner (月曜日, 23 7月 2012 03:22)

    Worthwhile info. Fortunate me I discovered your web site by accident, I bookmarked it.

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